東京池袋で行われる展示会「PAGE2025」に合わせ印刷機メーカーの小森さんに依頼して
印刷会社(富沢印刷さん)へお邪魔しました。
動画撮影を含めたスタジオスペースをお持ちで、古い設備とは言われてましたが…
現像レスのCTPを導入されており、版は、エコスリーを使われていました。
エコスリー(旧アグファ)の版を見るのは初めてです。出力された版にガム引き作業が入ります。
なんという事でしょう。富士やコダックと比べると比較にならないくらい絵柄の視認性が高いです。
ただ「ガム引き」という工程が加わっていて他の2社はその作業が無く同じ比較をしてもいけないのかも…
ちなみに、1名のスタッフで1000~1500版の出力を行っていた。
この会社には、スキットと同じ5色機の印刷機が左側に設置されていますが、よく見るとパレットが
やっと通れるくらいの通路です…しかし綺麗に整理整頓がされて運用しています。
この写真を見るだけで、良い品質の印刷物をあげているな!と匂わせるものです…
この機械もスキットと同じです。半裁の4色機です。導入された時期も一緒。
違いとしては、機械が綺麗なのと、棚板を使って省スペースで仕事をしてます。
棚板を使うと、1個目の仕事、2個目の仕事と上積みできるので、場所を広く使わなくて良くなること。
スキットでも導入を促しましたが、私の指導不足で現場は一切導入してくれず(TT)泣
印刷会社が行っている、通常の紙積みを動画で撮影してきました。
ポイント1:1包みづつ茶色いクラフト紙を破って紙積みなどしない
※短辺にテープを張って、クラフト紙をめくると短辺にカスが残り後処分がしやすい。
ポイント2:1包みが、250枚(17キロ)だけど125枚(8.5キロ)×②で紙積みしない
※17キロというと、なかなかの重量だが、この程度の紙積みが出来るとスムーズ。
※当たり前の話だけど、ポイント1・2すら出来ていない印刷会社も多い。
スキットでは、これ以降、製本断裁スタッフは、早速ポイント1を実行するようになりました。
印刷をしていると、色々とトラブルはつきものです。
色紙を刷り物に挟むことでトラブルの内容が「視覚で」分かるようにしてます。
これは「グッジョブ(Good Job)」出したいです。すぐマネが出来る部分です。
これは「納本指示書」と言ってよいでしょうか。
目的は、外注を含めた次工程の人が受け取った納本(印刷物)がどのように
作られたかを理解する指示書と言って良いです。社内で使われている指示書や伝票も
あるのでしょうが、より細かい情報を「納本指示書」に書かれています。
特にISO9000を導入している印刷会社では、頻繁に見かけるルールです。
今回の見学は「印刷スタッフ・出力スタッフ」と私で合計3名で見学させてもらったのだが、
印刷会社については、印刷スタッフが目を丸くして現場を見学していました。
真似て欲しい事を何度も何度も何度も何度も話してはいるのだが「また社長は都合の良いこと言って…」
という空気を感じます。良く言えば百聞は一見に如かずってことでしょう。
最後に富沢社長とお話しする機会があって、既存の出来る仕事のほかに、会社が進みたい道
(社長がいうには、デジタル系)の多能工目標を立ててもらっているそうだ。
※印刷のオペレーターが、違う機械を覚えるというのは、会社の進みたい道とは違う。
この部分の見える化がされていました。これも「Good Job」
※富沢社長 生意気ですみません…
面白い企業を見学させてもらえました。小森/植月所長 ありがとうございます。
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