2日目の企業見学は、上海市内にある「上海仁葉」というお酒のパーケージ印刷加工を得意とする企業でした。
この企業での写真は、ここまでで工場内の写真撮影は完全NGでした。最近は、ほとんどそうですが…
125名の従業員で40億の売上高でした。
日本の商業印刷を中心とした印刷会社では、1人1000~2000万という、おおよその売上目安から比較すると、
この会社は1名あたり3200万/名の売上を作っていることになる。粗利は分からないが…
ほかに、いくつか気づいた点をまとめてみたい。
印刷室は、空調が気持ち低め20℃ほど 湿度40%程の感覚
印刷室に入ると、冬の時期によくある「あったかい!・潤っている!」という感覚は、ありませんでした。
印刷している紙は、0.5はある板紙でしたが…
印刷後の一時保管スペース
空調は、気持ち低め 湿度は、あなり高め でした。
ノウハウがあってやっているのかどうかは分からないが、後加工を考え湿度は気持ち高めの方が作業がしやすいからなのだと勝手に推測していた。
ダイカット(抜き加工)
MK社のダイカット機を使って抜き加工・箔押しも行われていた
最終品に対する製品を検査装置に掛け私が見ても「え?そこまでこだわるの?」という品質でチェックを行っていて驚いた。
グルアー(貼り加工)
ダイカット(抜き加工)された紙を組み立てるために糊付けするグルアー加工に移っていくが、ここでもMK社のグルアー機が活躍していた。
スキットで加工している商業印刷向けのグルアー(MOLL)では、2500部/時程度の作業性だが、
一般的なパッケージで使われているグルアー機は、10倍以上30,000部程度の作業スピードで行われている。
生産管理
日産22万箱月産660万箱というパッケージ印刷を、50インチ程度の大型ミニターを天井から複数台ぶら下げて、
生産体制が見える化されていた。説明を受けるが、イマイチ私は理解できなかった…
AGV(無人搬送車)
荷受けから出荷までの生産工程を AGV 自動化による効率化を実現し、生産コスト(人件費)削減に成功している。
と説明を受けたが、実際にAGVが、働いている様子は残念ながら確認できなかった。
最後に社屋前で記念撮影しました。今からMKの工場がある「天津」に向け飛行場へ移動します。
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