ちょうど10年前でした…
福井商工会議所の視察研修(アジア研究)という企画があって、ベトナムに進出した「イーゲート・吉中精工・コンビ」等へ見学に行きました。
当時から日本では人材が足りなる想定で外国人の技能実習生を上手に活用する企業がありながら、
外国で日本品質に近いものを作る企業を視察してきました。
当時の私は、若者の人口が増えていくアセアンならどこでも良いので印刷に関わる会社を作ってみたい。
そんな気持ちで視察に参加させてもらってました。
「3・5・10年後」に実習生が母国に帰る時に、実習生が経営者となって私と一緒に会社を立ち上げるビジネスをしてみたいと思ってました。
そんな私が、今回外国人の実習生を受け入れる検討に入ることになろうとは…
羽田経由で夜の23:30だったでしょうか「マニラ」に飛ぶのですが、最近寝るのが早いので、
こんな時間まで起きているのが、つらい事、つらい事…
外国に入るのには、アメリカだと「ESTA」ほかの国だと「VISA」があるのですが、フィリピンに入る場合も、
似たもので、eTravel(イートラベル)というものに登録を行います。
目的は、外国人の入国を簡素化する事や税収を得る事です。
ちなみに「ESTA」は、有料ですが、eTravel(イートラベル)は、無料となります。
羽田空港からマニラ空港までは、確か行きが4時間半 帰りが3時間半程だったと思います。
帰りのマニラ空港では、空調が鬼のように利いて上着が無いと寒すぎて頭が痛くなるほどでした。
今回は、マニラ湾を目の前に臨む「宿泊施設」を利用しました。
ホテルまでは、私の方で「ハイヤー」を段取りしようかと思ったのですが、スキットに居るアンダヤ君も
前乗りでマニラに来ていたので、彼の親戚が私を送迎してくれました。ありがたいありがたい。
マニラでは、最近2名の日本人が射殺されているという情報もあるので、ドキドキして現地に入ってきたのですが、夜中に1人でフラフラ歩かなければ、大丈夫では?という私見です。
日本人が殺されるかも、なんていう情報もあるので、私とアンダヤ君はマニラで一番と呼ばれる「ダイヤモンドホテル」を利用しましたが、古い建物なので近いうちにリニューアルされるのではないでしょうか…
宿泊施設のホテルから1時間ほど掛かりましたが、送り出し機関「Expedite Movers Manpower Services」
のある面接会場に来ました。ここでは事前に日本・妹のいるイギリスからフィリピンとオンライン面接を行い選考で残した5名から今回最終で2名に絞ります。
送り出し機関のビルの中を見学してきました。2名の男性が日本語の勉強をしてました。
最近は、日本よりもフィリピンから近い台湾への実習生希望者が増えているそうです。
そんな話からも、日本がほかの外国よりも収入が物価負けしている事を実感します。
※社員の収入を増やすため単に賃上げすると、根本(利益が出る仕組み)がしっかりしていないと
企業は潰れます。どうしたら利益を出せる(利益につながる)かを社員も考えれないと、
時間消費型(単に定時で作業する)で働いていると「負のつけ」で会社が倒産に繋がってしまいます。
面接中の写真を撮る事を忘れてしまったのですが、面接者はここで面接に通らなかったら自分は人生が終わる…
そんな緊張感のある面接時間でした。
彼らの目的は、出稼ぎで日本に来て自分の家族を支える
という分かりやすい目的ですが、
本人の給与以外に毎年&毎月、紹介した組合に管理費という名目で請求があるので、
決して割安な人件費とは言えないのは事実ですが、
取りあえずスキットでは、スタートしてみようと思います。
といっても彼らが日本に来るにしても半年以上先の話になりますが…