印刷業界に携わっていると素人目線からすると「これ間違い ミスではないか?」
そんな印刷物を目にすることがあります。そんな事例をご紹介したいと思います。
とある上場企業の商品カタログです。
環境に配慮した用紙(森林認証FSC紙)や印刷インキを使ってますよ~
というマークも入っています。
ちなみに、FSCの場合は、制作した業者の番号が「C014687」と入っています。
FSC検索を使って検索すると「凸版印刷」で制作したことが分かります。
スキットは、「C022983」アヤトは、スキットとグループ申請しているので同じように「C022983」
とでてきます。おみしりおきを!
冊子の紙端には、インデックスとして見やすいように「緑色」の帯状のものを設けています。
この緑色もよ~く見ると、1枚1枚の色が違って見えますよね?
インデックスが、途中でニョキッと飛び出てたりもしているの分かりますか?
こちらも200ページほどある冊子です。商品カテゴリーごろにインデックスで色分けされています。
分かりやすいように、紙をずらしてみました。
紙端にあるインデックス(赤・オレンジ・緑)は、1枚1枚が同じ位置に来るように
作られているのですが、紙が何枚も積み重なる冊子を作る商品では印刷や製本工程において、
作業中にこのようなズレが出てくるのです。
ズレが生じる事で、商品番号や金額が分からないとなると一大事ですが、
カタログを使う上で、特に問題はありません。
冊子には、このようなことが存在することを知っておくと良いかもしれません。